夏の暑さがうそのように、11月に入ると朝晩の冷え込みが厳しくなり、里山の紅葉がいつもの年よりも鮮明な彩りに輝きました。
夏の高温で大玉トマトの花が落ちたり、大豆の実入りが悪かったりと影響が大きくなっています。野菜の収穫量も全体に落ちています。昨年からの令和の米騒動から見えるのは、農家数が激減しているということです。この20年で農家数が半減し100万戸になったことが5年に一度の調査で明らかになりました。米農家は150万戸から50万戸になり、さらに平均年齢が70歳ですから、10年後に誰が米をつくるのか、ということは目の前にきています。
「市民も耕す時代がやってきた!」という声に応えて、今年もマイ田んぼで米づくりに汗を流す市民、家族が9組となりました。5月の田植えと10月の稲刈は棚田が賑やかでした。「農家とつながることで、食卓の安心を感じます」「棚田に来ると子どものときに帰ることができます。ふるさとができたとようです」とうれしい言葉をいただきました。
東和小学校5年生の「田んぼの学校」は3年目になりました。田植え、生き物観察会、案山子づくり、稲刈り、脱穀、餅つき収穫祭と、米づくりにかかわりながら里山の風と地域とのかかわり感じていました。その地元の小中学生の学校給食に僕の栽培した有機大根とかぶが11月から使われています。二本松市は2年前に有機農業による地域づくりである「オーガニックビレッジ宣言」をし、新規就農者を中心に仲間が増えています。若いお母さんからは「有機の野菜が給食に使われたら安心です。給食費の無償化になったらなおうれしいです」と喜んでいます。
二本松市は「ご当地のエネルギーを考える」市民電力に取りくみ、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の下では、大豆、えごま、さらにはシャインマスカットも栽培されています。大手企業によるメガソーラーではなく、市民参加の再生可能エネルギーが広がり、家庭のコンセントにつながることを願っています。食もエネルギーも地産地消の循環経済を広めていきたいです。
希望のある里山の豊かさに願いを込めて棚田の恵みをご案内いたします。
2025年初冬 あぶくま高原 遊雲の里ファーム 菅野正寿
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